毎年お世話になっている
横須賀ハイランドドッグヤードのプールへ行きました。
気温は27℃。
でも水は、ラムには少し冷たかったようです。
去年のラムは、勢いよくバシャバシャ飛び込んでいました。
でもこの日は、プールサイドを走り回りながら、
「投げて!!」
とワンワン。
おもちゃを追いかけたい。
でも、水はちょっと冷たい。
そんな感じで、何度か自分から飛び込んでは、すぐに戻ってきていました。
私はその姿を見ながら、少し面白いなと思っていました。
昔のラムは、水が怖くて固まっていたからです。
水が怖かったラムが、「もっと遊ぼう」
パピーの頃は、川へ行っても震えて固まっていました。
でも今は、水辺へ行くとワクワクした顔になります。
枝を投げて。
おもちゃを投げて。
もっと遊ぼう。
そんなふうに、感情をいっぱい出してきます。
そして今日、私はプールで盛大に転びました。
私服はびしょ濡れ。
するとラムは、慌てて飛び込んできました。
たぶん、
「大丈夫ですか!?」
だったのだと思います。
水辺ではパパさんにくっついていることも多いラムですが、こういう時は、ちゃんとこちらを見ています。
思い切り走っていても、人を見ている
以前、三重県のワンズ・ラフ(Wans Laugh)という、山を切り崩したドッグランへ行ったことがあります。
そこでは、看板犬のジャックラッセルたちや姉妹犬と一緒に、自然の中を思い切り走っていました。
ワンワン吠えながら、全力で走る。
土の匂い。
風。
起伏のある地面。
川。
犬たちは、体全部を使って遊んでいました。
でも不思議と、誰もどこかへ消えていきません。
ラムも姉妹犬も、ちゃんとこちらを意識しながら走っていました。
夢中で遊ぶことと、人を意識していること。
その二つは、一緒にできるのだと感じました。
犬らしい行動は、いけないこと?
犬は吠えます。
追いかけます。
走ります。
噛みます。
掘ります。
でも、人と暮らす以上、人間社会のルールも必要です。
だから時々、犬らしい行動そのものが「問題」として見られることがあります。
興奮しないように。
吠えないように。
走りすぎないように。
もちろん、安全はとても大切です。
でも最近、ラムを見ていて思うのです。
大切なのは、“本能を消すこと”ではなく、“安全に発揮できる場所を作ること”なのではないか。
自然の中で、思い切り走る。
匂いを嗅いで、探索する。
水辺で、ワンワン声を出しながらおもちゃを追いかける。
そんな、犬らしい行動を楽しめる環境や時間を整えること。
それも、犬の暮らしを豊かにする「エンリッチメント」の一つなのだと思います。
興奮していても、自分を見失わない
思い切り遊ぶ。
でも、呼ばれたら戻れる。
待つことができる。
ちゃんと人を見ている。
そしてラムは、水が冷たい日は、自分で飛び込むかどうかも選んでいます。
おもちゃを追いかけたい気持ちはあるけれど、いつでも勢いよく飛び込むわけではありません。
自分の感情や、水の冷たさを感じながら遊んでいる。
その姿を見ていると、私が一緒に目指したいのは、
「興奮していない犬」
というより、
“興奮していても、自分を見失わない犬”
なのだと思います。
トレーニングは、本能を消すためではなく、そのエネルギーを安心して使えるようにするためのものなのかもしれません。
走ることも。
吠えることも。
遊ぶことも。
全部なくすのではなく、
「どこで、どう使うか」。
そのバランスを、ラムと一緒に少しずつ学んでいるのだと思います。
今日はちゃんと、“犬”してきました
たくさん刺激を受けた日のラムは、家に帰ると、とても静かに眠ります。
その顔を見ると、
「今日は、ちゃんと犬らしく過ごせたんだね」
と思います。
犬らしく動ける場所。
自分で選べる場面。
人と一緒に楽しめる時間。
そんな時間を、これからも暮らしの中に作っていきたいです。
体高30センチの先生は今日も、泥だらけの足で、
「今日はちゃんと“犬”してきましたから」
という顔で眠っています。
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