怖いをワクワクに!|ラムと始めた小さな挑戦

水の中を泳ぐジャックラッセルテリアのラム。怖い物克服記①「怖いをワクワクに!ラムと始めた小さな挑戦」のアイキャッチ画像。

ラムの社会化は、ちょっとスパルタでした。

ラムを迎える前、私は子犬の「社会化」について、かなり調べていました。

そこで知ったのが、子犬には新しいものを受け入れやすい時期があり、成長とともに警戒心や恐怖心が強まることもあるということ。

幼い頃からさまざまな経験を積むことが、その後の犬生にも影響する。

そして、もうひとつ、印象に残った言葉があります。

「社会化は子犬にとっての何よりのプレゼント」

なるほど、と思いました。

これから十何年も続く犬生。

外に出るたびに「あれが怖い」「これも怖い」では、毎日の暮らしがストレスになってしまうかもしれません。

だったら、できるだけ安心して、いろいろなことを楽しめる犬になってほしい。

そう考えた私は、ラムの「人間界スパルタ社会化」をスタートさせました(笑)。

目次

ただ経験させるだけではなく

ラムがまだ抱っこ散歩をしていた頃から、私は毎日外へ連れ出していました。

学校、消防署、工事現場、駅、人混み。

最初は近所から始め、少しずつ行動範囲を広げていきました。

ひとつの場所で20分ほど過ごし、まずは眺めるだけ。

ラムは初めて見る景色を、じっと観察していることが多かったです。

そんな中、ブルブル震えるほど怖がったものがありました。

ショベルカーと大型犬です。

私は特に声をかけず、ラムの様子を見守っていました。

ただ、たくさんのものを見せれば、それでよいとは考えていませんでした。

大切にしたかったのは、その経験がラムにとってポジティブな記憶になること。

怖かったけれど、何も起こらなかった。

ちょっと近づいてみたら、意外と平気だった。

そんな経験を少しずつ重ねてほしかったのです。

心配しすぎないことも、飼い主の役割

以前、YouTubeで興味深い話を見たことがあります。

飼い主さんと歩くとガード下を怖がって立ち止まる犬が、トレーナーさんとは普通に歩けるというお話でした。

同じ犬なのに、一緒に歩く人によって反応が違う。

「なるほど」と思いました。

その後、いろいろな飼い主さんとお話しするようになり、こんな光景を見かけることもありました。

「うちの子、ビビりで〜」

そして、はい、抱っこ(笑)。

もちろん、怖がっている犬を抱き上げて、その場から離れた方がよいこともあります。

でも、怖がるたびに避けていたら、自分で乗り越える機会まで減ってしまうのではないだろうか。

私は、そんなふうに考えていました。

だから、ラムが何かを怖がったときも、必要以上に心配しないよう意識していました。

飼い主が慌てず、普段どおりに接すること。

無理に進ませるのではなく、ラムの様子を見ながら、安心して挑戦できる方法を探すこと。

そして何より、

「飼い主と一緒なら大丈夫!」

ラムにそう思ってもらえるような関係を育てたかったのです。

怖いをワクワクに変えたかった

ワクチンを終えて散歩デビューした頃、ラムは犬をほとんど怖がりませんでした。

大型犬にもひるまず、まるで「自分はドーベルマン」とでも思っているような顔。

抱っこ散歩では震えていたのに、不思議なものです(笑)。

でも、そんなラムにも苦手なものはありました。

家の中でも、散歩道でも。

そして、予想外だったのが水でした。

まさか水に慣れるまで2年もかかるとは、この頃は思ってもいませんでした。

怖いものとの付き合いは、いつも順調だったわけではありません。

時間がかかることもあれば、飼い主が体を張ってお手本を見せることもありました。

それでも、ラムが自分から一歩踏み出したとき。

怖い。

でも、やってみる。

通れた!

できた!

そして、ちょっと得意げなドヤ顔。

その姿を見るのが、私は大好きでした。

怖いものをすべてなくすことが目標ではありません。

怖いものによってラムの世界が狭くなるのではなく、安心して楽しめる世界を少しずつ広げていきたい。

怖いを、ワクワクに変えてあげたかった。

それが、私がラムと怖いものの克服に取り組んできた理由です。



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怖い物克服記②|雷が怖くて、トイレに隠れたあの日



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