ラムを迎える前、私は本やYouTubeで犬の社会化についていろいろ調べていました。
人や犬に慣れること。
いろいろな音や場所を経験すること。
そして、人と一緒に暮らすためのルールを覚えること。
そのひとつが、
トイレトレーニングでした。
当時の私は、
決められた場所で排泄できるようになったら終了。
そんなふうに思っていたような気がします。
でも、ラムと3年以上暮らしてみると——
そんな単純な話ではありませんでした🤣
パピー期のトイレトレーニング
お迎えしたばかりの頃、ラムは一緒に遊ぶとき以外、基本的にケージで過ごしていました。
ケージの中にもトイレを置いていましたが、
ラムはそこで一度もおしっこをしませんでした。
これは3歳になった今も同じ。
6時間ほど留守番していても、ケージの中ではしません。
トイレトレーニングでは、サークルなどで生活スペースを区切り、その中にトイレを作る方法も見かけました。
でも我が家ではサークルは作らず、ほかの部屋の扉を閉めて、ラムが自由に動ける範囲をリビングだけにしました。
そしてラムがソワソワし始めたらトイレへ誘導。
「ワンツー、ワンツー」
できたらオヤツ。
これを繰り返しました。
ラムは比較的すぐに覚えました。
もしかすると、ブリーダーさんのところですでに少し教えてもらっていたのかもしれません。
カーペットは犠牲になりました😓
もちろん失敗もありました。
リビングのあっちでおしっこ。
こっちでもおしっこ。
どうせトイレが落ち着いたら買い替えるつもりだったので、当時は夏用と冬用のチグハグなカーペットを敷き詰めていました。
そして予想通り——
なかなかのおしっこ臭になりました😓
その後、全部買い替えました。
「見られていると、したくない?」
パピー期のラムを見ていて、もうひとつ気になったことがありました。
人間が見ていると、排泄したくないように見えたのです。
そこでトイレを少し死角になる場所へ置いてみました。
すると、そこでは落ち着いておしっこをしていました。
本当に「見られたくなかった」のかは分かりません。
ただ、
ラムが排泄しやすそうな環境に変えてみた。
それだけでした。
ちなみに現在のトイレは、もう死角ではありません。
家具の配置も変わり、普通に見える場所にあります。
それでも問題なく排泄します。
むしろ今は——
トイレの前からこちらを見て、
「ワンツーって言ってください✋️」
と待っています🤣
パピー期に覚えた「ワンツー」は、3歳になった今では完全にラム家の謎ルールになりました🤣
必要なくなったものと、今も必要なもの
パピー期は、トイレシートをそのまま置くとラムがぐしゃぐしゃにしてしまうため、
シートの上にかぶせるトイレトレーのメッシュ
が必須でした。
これは現在、使っていません。
一方、今も使っているものがあります。
100均のワイヤーネット🤣

トイレの周りを囲っているだけの簡単なものです。
一度、
「もうなくても大丈夫かな?」
と外したことがあります。
ところが、その後トイレの外へおしっこを外すことが増えました。
現在のトレーナーさんに相談して、
「ワイヤーネットを戻してみたら?」
と言われて復活。
すると、外さなくなりました。
以来、3歳の今も現役です🤣
必要なくなったメッシュは外した。
でも、あった方が分かりやすそうなワイヤーネットは残した。
補助を全部なくすことが、トレーニングのゴールではない。
これは後になって気づいたことでした。
ところが、ウンチには別のルールがある🤣
おしっこは、これでほぼ解決しました。
問題はウンチです🤣
ラムは女の子ですが、おしっこのときに足を上げます。
そしてウンチをするときも、
なぜか何かに足をかけたがります。
家なら、トイレ横のネットやテレビボードの角。

外なら、
ツツジ。
低い垣根。
フェンス。
そして、ついには——
完全に逆立ち🤣

「自分を大きく見せるため」
「きれい好きだから」
そんな話を見聞きしたこともありますが、本当の理由は分かりません。
分かっているのは、
ラムは何かに足をかけてウンチするのが好きらしい🤣
ということだけです。
そして、ウンチは今もトイレシートではしない
3歳になった今も、ウンチは基本的にトイレシートではしません。
ほぼ毎日散歩へ行くので、基本は外。
家でするのは、どうしてもしたいときです。
しかも多いのが——
私たちが寝静まった夜中🤣
朝起きると、
テレビボード横に置き土産。
そのすぐ隣にはトイレがあります🤣
そもそも「犬のトイレ」は家の中にあるもの?
犬が家の中のトイレシートで排泄することって、そもそも世界共通の当たり前なの🤔?
調べてみると、海外にもペットシーツや室内用の排泄スペースはあります。
一方、海外のトイレトレーニングを見ると、庭など屋外の決めた場所へ連れて行き、そこで排泄できたら褒める方法も一般的に紹介されています。
つまり、
「犬のトイレ=家の中に置いたトイレトレー」
とは限らないんですよね。
犬には生活する場所から離れて排泄しようとする傾向があるともいわれています。
そう考えると、
おしっこは室内トイレでする。
でもウンチは、できれば外でしたい。
そんなラムの行動も、
単純に、
「トイレシートでウンチができない」
とだけ考えなくてもいいのかもしれません。
もちろん、ラムが外を選ぶ本当の理由は分かりません。
ただ、人間が決めた「ここがトイレ」と、犬自身が排泄しやすい場所は、必ずしも同じではないのかもしれません。
「わざと!?」と思ったこともあった
パピー期には、
「それ、わざとやってない!?😓」
と思ったこともありました。
こちらに何か訴えているようなタイミングで、ソファのブランケットにおしっこ。
ベッドを洗ったり、新しいものへ替えたりすると、なぜかそこでおしっこ。
本当にわざとなのか。
匂いが変わったことが関係していたのか。
何か別の理由があったのか。
今でも分かりません。
ただ、ひとつだけ分かっていたのは、
トイレの場所を知らないわけではない。
ということでした。
1歳、トイレを覚えていたはずなのに
ラムが1歳になった頃、パテラのリハビリが始まりました。
走らせない。
犬同士で遊ばせない。
散歩はゆっくり歩く。
それまでとは生活が大きく変わりました。
そして、この頃からいろいろな問題行動が増えていきました。
そのひとつが、
家のあちこちでのおしっこ。
カーペット。
クローゼット。
玄関。
別の部屋。
トイレを覚えていたはずなのに、いろいろな場所でするようになりました。
パテラのリハビリを始めた頃、ラムと私たちの生活に何が起きていたのかはこちらに残しています。
でも、どこでもする犬ではなかった
不思議なのは、
ラムは外出先では基本的におしっこをしないことです。
カフェ。
室内ドッグラン。
そして、パピー期から何度も訪れている会員専用マリーナ。
家ではあちこちでした時期があるのに、
こういう場所ではしません。
3歳になった今も同じです。
もちろん、ラムが何を基準に区別しているのかは分かりません。
でも、
「トイレの場所が分からなくなった」
だけでは説明できないような気がしました。
マリーナでも長時間おしっこをせず、外へ出てから普通に排泄したラム。
どうやらラムの中にも、場所によって何かしらのルールがあるようです。
「そこがラムちゃんの決めた場所なら」
当時、問題行動について相談したくて、別のトレーナーさんに2回ほどお世話になったことがあります。
クローゼットなどでウンチをすることを相談すると、
「飼い主さんが困っていないなら、そこでしても問題ないですよ」
「そこがラムちゃんが自分で決めた場所だから」
と言われました。
なるほど🤔
私たちが困っていないなら、まあいっか。
そう思っていました。
ところが——
ラムに何か月も下痢が続くようになりました。
衣装ダンスが「ウンチの滝」になった😱
ラムはクローゼットでも、壁や衣装ダンスに足をかけてウンチをします。
普通のウンチなら、まだ何とかなりました。
でも下痢になると——
衣装ダンスがウンチの滝😱
テレビボードも、
ウンチの滝😱
これはさすがに、
「ラムが決めた場所だから、まあいっか😊」
では済みません🤣
「クローゼットでご飯をあげてみたら?」
そんな頃に知り合ったのが、現在お世話になっているトレーナーさんです。
相談すると、
「クローゼットでご飯をあげてみたら?」
と言われました。
排泄したことを叱るのではなく、
その場所の意味を変えてみる。
試してみると——
効果てきめん。
クローゼットで排泄しなくなりました。
クローゼットを「排泄する場所」から「ご飯を食べる場所」へ変えたときのことは、こちらで詳しく書いています。
同じ頃、食事も変えた
そして同じ頃、ラムの食事を手作り食へ切り替えました。
何か月も続いていた下痢や軟便。
整腸剤を飲んでも改善せず、血液検査でも異常は見つかりませんでした。
手作り食を始め、その後、長く続いていた下痢も止まりました。
パテラのリハビリから食事を見直すことになった経緯は、こちらに残しています。
3歳の現在
そして現在。
おしっこは、
室内トイレ。
自分からトイレへ行き、
こちらを見て、
「ワンツー」
を待つ。
できたら報告。
そしてオヤツ🤣
ウンチは、
基本的に外。
家でするなら、
テレビボード横🤣
人間が決めた通り、完璧にできるようになったわけではありません。
でも、今はこれで困っていません。
トイレトレーニングは「教える」だけじゃなかった
振り返ると、私たちがしてきたのは、
「ここでしなさい」
とラムに教えることだけではありませんでした。
死角の方がしやすそうなら、トイレを移動する。
シートをぐしゃぐしゃにするなら、メッシュをつける。
必要なくなったら外す。
ワイヤーネットを外して失敗が増えたら、また戻す。
クローゼットで排泄するなら、その場所の使い方を変えてみる。
そして、人間側が困っていないことなら、
まあ、いっか🤣
トイレトレーニングもまた、
犬に人間の暮らしを教えるだけではなく、
人間がその犬を知りながら、暮らし方を一緒に調整していくことなのかもしれません。
3歳になった今。
ラムは今日もトイレの前からこちらを見ています。
👀
はいはい。
「ワンツー」ですね🤣✋️
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🌿パテラのリハビリが始まり、できていたことまで崩れていった1歳頃。トイレの変化も、この時期の暮らしと重なっていました。
🌿「クローゼットでご飯をあげてみたら?」。環境をひとつ変えたことで、ラムの排泄場所まで変わった出来事です。
🌿そして現在。「ワンツー」と言ってもらうまで始めない🤣 パピー期のトイレトレーニングから生まれた、ラム家に今も残る謎ルールです。






