「ほしい!」を育てる逆転の発想|興味ゼロから始めたトレーニング

黄色いダンベルを咥えるジャックラッセルテリアのラム|「ほしい!」を育てる逆転の発想

オビディエンストレーニングには、ダンベルを使う課目があります。

合図でダンベルを咥えたり、持ってきたり。

でもラムには、それまで
「合図で物を咥える」こと自体を教えたことがありませんでした。

というより——

そもそも最初は、

ダンベルにまったく興味なし🤣

🐕
「いりません✋」

という感じでした。

目次

興味がないなら、まず「気になる」にしてみる

興味のないものを、

「咥えて」
「持って」

と言われても、ラムからしたら、

🐕
「なぜですか✋」

だったのかもしれません🤣

そこで私は、いきなり咥えさせようとするのをやめました。

まずは、

ダンベルそのものを気にしてもらうこと。

ラムの目の前でダンベルをお手玉みたいに投げてみたり、床に転がしてみたり。

そして、

「ほら、いいでしょ〜🤭」

「あげないよ〜✋」

と、いかにも特別な物であるかのように扱います🤣

遊び終わったら、ラムの手の届かない棚へ。

いつでも自由に遊べる物にはしませんでした。

すると少しずつ、

🐕
「いりません✋」

だったダンベルが、

🐕
「……それ、何?」

になり、

そのうち、

🐕
「ちょっと貸してよ。」

に変わっていきました🤭

我が家の「逆誘惑作戦」🤣

私はこの方法を、勝手に

「逆誘惑作戦」

と呼んでいます🤣

普通なら、

「どうぞ😊」

と差し出すところを、

「いいでしょ〜」

と見せておいて、

すぐには渡さない。

無理に咥えさせるのではなく、

「なんか気になる。」

「ちょっと触ってみたい。」

「それ、ほしい。」

そんな気持ちが出てくるのを待ちました。

もちろん、これはすべての犬に当てはまる方法ではないと思います。

でもラムの場合は、

「やりなさい」と教え始めるより、先に「やってみたい」を作る。

その方が、次の一歩へ進みやすかったように思います。

「ほしい」が出てから、初めて行動を教える

ダンベルに興味を持つようになったら、ここから初めて具体的な練習です。

まずは、咥えたらオヤツ。

そして咥える瞬間に、

「テイク」

と合図をつけていきました。

最初から長く咥えてもらう必要はありません。

ほんの一瞬でも咥えたら、

「そう、それ👏」

そしてオヤツ。

慣れてきたら、咥えている時間を少しずつ延ばしていきます。

1秒。

2秒。

5秒。

10秒。

できたらオヤツ😂👏

ここで使ったオヤツは、

ダンベルそのものに興味を持たせるためというより、「咥える」という行動を分かりやすく伝えるための報酬でした。

まず「気になる」があって、

そこから「咥える」という行動を教えていく。

ラムには、この順番が合っていたようです。

ディスクでも、最初は「いりません✋」

実は同じことが、ディスクでもありました。

ローリングレトリーブを始めた頃のラムは、

ディスクにもまったく興味なし🤣

投げても見ない。

転がしても、

🐕
「別に。」

という感じ😏

そこでディスクでも、まずは「遊び方」を教えるのではなく、

ディスクを気にしてもらうところから始めました。

目の前でヒラヒラさせて、

「いいでしょ〜😊」

でも、すぐには渡さない🤣

すると少しずつ、

🐕
「……なんか気になる。」

に変わっていきました。

興味を持つようになってから、咥えた瞬間に「キャッチ」と合図をつけ、そこから少しずつ遊びへつなげていきました。

ローリングレトリーブができるようになるまでには、もちろんこの先にもいろいろありました🤣

「やらせる」より、「やってみたい」

ある日、テレビでバイオリニストの高嶋ちさ子さんが、息子さんにチェロへ興味を持ってもらうため、

「○○しないとチェロやらせてあげないからね」

というような伝え方をしていた、というお話をされていました。

それを聞いた瞬間、

「あ、ラムと同じだ🤣」

と思わず笑ってしまいました。

もちろん、人の子育てと犬のトレーニングを同じに考えることはできません。

でも、

「やりなさい」と言われるより、自分から「やってみたい」と思った時の方が動きやすい。

そんなところは、少し似ているのかもしれません🤭

「教える」より先に、できること

トレーニングというと、

「どうやって教えるか」

「どうやったらできるようになるか」

を考えがちです。

でもラムといろいろなことに挑戦しているうちに、

そのもっと手前にも、できることがあるのだと思うようになりました。

それは、

「やってみたい」と思える環境を作ること。

興味のないダンベルを無理に咥えさせるのではなく、

「それ、なんだろう?」

と思えるようにしてみる。

興味のないディスクを追わせるのではなく、

「ちょっと触ってみたい。」

と思えるところから始めてみる。

もちろん、毎回うまくいくわけではありません。

犬によって興味の持ち方も違います。

それでも、

「教える」より先に、
「やってみたい。」
と思える気持ちを育てる。

ラムは、そんな遊びの中から少しずつ学んでいきました。

そして今では、

「テイク!!」

と言えば物を咥え、

「アウト!!」

で離せるようになりました😂👍✨

最初はダンベルを見ても、

🐕
「いりません✋」

だったのに。

体高30センチの先生も今日は、

🐕
「まんまと乗せられました✋」

と、ちょっぴり悔しそうにしておりました🤭

🐾合わせて読みたい

🌿集中することすら難しかったパピー期から、少しずつ「できる」を積み重ねてCD-1へ。ラムに合わせて、教え方を変えてきた記録です。

🌿「テイク」で咥えることを覚えたら、今度は「アウト」で離すことも。遊びの中で覚えた合図が、日常にもつながっていきました。

🌿遊びの中で少しずつ増えていった、ラムとの共通言語。「できた!」につながったトレーニングの記録をまとめています。


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