パテラ(膝蓋骨脱臼)の犬にとって大切なのは、後ろ足をしっかり使うことです。
犬は普段の生活では前足に体重を多くかけて動く動物だと言われています。そのため、年齢を重ねるにつれて、後ろ足の筋力が落ちやすいとも言われています。
だからこそ、普段から後ろ足を意識して使う動きを遊びの中に取り入れてあげることが大切です。
そのひとつが、**後ろ歩き(バック)**です。
なぜバックが良いのか?
後ろ歩きは、犬にとって普段あまりしない動きです。
そのため、自然と後ろ足の筋肉を意識して使うようになります。
特に使われるのは、
- ハムストリングス(太ももの後ろ)
- お尻(臀筋)
- 体幹
さらに、バランスを取りながら動くため、体幹も同時に働きます。
つまり、後ろ足と体幹を一緒に鍛えられる運動なのです。
やり方はとてもシンプルです
最初は少しだけ工夫して練習しました。
① 狭い一本道を作る
※我が家では、テレビボードと折りたたみテーブルの間を使いました。
② 犬の鼻の高さに手のひらを出す
③ 「バック」と声をかける
すると、前に進めないため、自然と後ろへ一歩下がる動きが出てきます。
ポイントは手の位置
手の位置が高すぎると、お座りをしてしまうことがあります。
鼻の高さに合わせて誘導すると、後ろへ下がりやすくなりました。
ラムのステップアップ
ラムは、こんな順番で覚えていきました。
① 狭い場所で後ろに下がる
↓
② リビングで一歩だけ下がる
↓
③ 廊下で練習する
↓
④ 広いリビングで練習する
リビングでは、私が一歩前に出て、ラムが一歩でも後ろへ下がれたら成功です。
そのタイミングですぐに褒めて、ご褒美。
少しずつ理解していくと、「バック」の声とハンドシグナルだけで動けるようになりました。
最初は戸惑っていました
ラムの場合、最初は
「え? 後ろ?」
という表情でした🤣
後ろへ動くこと自体が不思議だったようです。
でも、少しずつ慣れていくと動きがスムーズになり、体の使い方も変わってきました。
今では、自然に後ろへ下がれるようになっています。
覚えるまでには時間がかかりました
ラムも覚えるまで、結構時間がかかりました😅
- そもそも「バック」の意味が分からない
- 後ろへ動くことが少し怖い
- バランスが取りにくい
でも、それは**「できない」のではなく、まだ慣れていないだけ。**
焦らず、ラムのペースで少しずつ練習していきました。
外で練習してみたら…
家でできるようになったので、スクールの練習場でもチャレンジしてみました。
結果……
できませんでした🤣
あら😅?
ラムの場合は、おそらく外では後ろに何があるのか分からず、慎重になったのだと思います。
人間でも、知らない場所で後ろ向きに歩くのは少し怖いですよね😅
ここでも、「できる」ということは、技術だけではなく、安心できる環境や飼い主との信頼関係も関係しているのかもしれません。
今でもラムは、外ではかなり慎重です🤭
スローバックになります🤣
気をつけたいこと
- 滑らない床で行う
- 最初は短い距離で十分
- 急がず、ゆっくり行う
特にパテラのある子は、勢いよく動くよりも、ゆっくり丁寧に動くことを意識した方が安心です。
※持病がある子や痛みがある子は、かかりつけの獣医師に相談しながら行ってください。
バックを覚えると世界が広がる
バックは、ただのトリックではありません。
遊びながら後ろ足を使い、体幹を鍛え、飼い主とのコミュニケーションも深められる運動です。
そして、バックを覚えると、さらに遊びの幅も広がっていきます。
ラムも、この「バック」を覚えたことをきっかけに、
キャバレッティバック。
階段バック。
そして、飼い主と一緒に動くバック系のトリックへ。
ひとつの「後ろ歩き」から、少しずつ色々な遊びへ発展していきました🤭
最初は「後ろへ一歩下がる」ことにも戸惑っていたラム。
今では、バックから始まった遊びがどんどん広がっています🍀
体高30センチの先生は今日も、
「後ろの確認、お願いします🫣 」
という顔でこちらを見ています。
Little Steps。
小さな一歩。
🌿バックから少しステップアップ🤭
後ろ歩きで一周する「バックアラウンド」にも挑戦してみました。
🌿後ろ歩きだけではありません。
ラムが実際に取り組んできた、パテラケアや体づくりに繋がる遊び・筋トレをまとめています。


