抱っこ散歩では、いろいろな場所へラムを連れて行きました。
でも、当時やっていた社会化は「場所に慣れる」だけではありませんでした。
「環境社会化」
犬の社会化を考えるとき、人や犬だけではなく、生活環境の中にあるさまざまな刺激。
音、乗り物、足場、人の見た目や動き。
例えば、
杖をついている人。
制服を着ている人。
傘をさしている人。
サングラスをしている人。
大きな帽子を被っている人。
黒い服を着ている人。
ベビーカー。
キャリーバッグ。
自転車。
キックボード。
スケボー。
消防車やショベルカー。
砂地や土、芝生などの地面。
砂利道や雨上がりの道。
こうした物や人、音、動きなど、日常のさまざまな刺激に慣れていくことも、大事な社会化のひとつとして考えられているそうです。
確かに犬からしたら、初めは何もかもが初めての体験。
そして、私たちが見慣れている人間界のありとあらゆるものが、犬にとっては、
犬の理解を超えた、怪しい音や見た目。
警戒対象になるとのこと。
なので我が家では、ラムをお迎えして間もない抱っこ散歩の頃から、この「環境社会化」も視野に入れながら社会化を進めました。
🌿ワクチンが終わる前から始めた抱っこ散歩。
街の音や人、乗り物など、ラムが初めて出会ったものを記録しています。
ラムがこれから遭遇するものを考えてみた
実は我が家では、抱っこ散歩をスタートする前から、
ラムがこれからの犬生で遭遇するであろうものリスト
を作っていました🤣
そのひとつが、いろいろな服装をした人に慣れること。
消防署、警察官、清掃員、郵便配達や宅配業者さん。
いろいろな服装をしている人に、良いイメージを持ってほしかった。
そんな思いから、いろいろと工夫してみました。
制服など、いろいろな服装をした人に慣れる
ラムは、動物病院で行っている「子犬の幼稚園」へ通っていました。
先生たちも獣医師さんたちと同じ制服を着ています。
幼稚園の先生が大好きだったラムは、獣医師さんの着ている制服を怖がることはありませんでした。
宅配業者さんが来た際も、毎回ラムを抱っこして玄関まで荷物を受け取りに行っていました。
また、家の中に入ってくる業者さん。
例えば、排水管の点検やエアコンのクリーニングをお願いしたときなどです。
業者さんに、
「慣れる練習中なので、作業する様子を見せてもよろしいですか?」
と確認し、ラムを抱っこしながら作業する様子を見せていました。

お散歩中によく通りかかる工事現場の方も、よくラムに話しかけてくれていました。
消防署や警察官の方も、小さな子犬だったラムが通りかかるとニコニコしてくれたり、人によっては話しかけてくれたりしました。
小学生の集団登校の時間を狙って、抱っこ散歩へ行ったこともあります🤭
幼稚園児が園庭で遊ぶ時間を狙って、幼稚園の外側からその様子を見せたりもしました。
ラムを見ていると、制服を着ている人に対しての警戒心は、最初からあまりなかったように感じました。

🐾合わせて読みたい
🌿子どもとのさまざまな経験を重ねてきたラムの記録です。
都内の観光地へ行ってみる
ラムのパピー期の社会化リスト。
最終目標は、
「電車で原宿へ行く!」
でした。
私的に、原宿の竹下通りには、ラムの住んでいる街では見かけないようなファッションの人たちがたくさん歩いているからです。
原宿が大丈夫なら、恐らくどこでも大丈夫なのでは🤔?
そう思ったからです。

成犬になってからも、たまに敢えて都会の観光地へ行くことがあります。
その目的のひとつが、「外国人観光客」でした。
実はラム、
もしかして外国人が怖いのかな🤔?
と感じる場面が何度かあったのです。
なので、敢えての都会観光地🌉✨
お台場や浅草、横浜などにも行ってみました。
もちろん、社会化のためだけではありませんが😅
そして思った通り、どこも外国人観光客でいっぱい。
「お~っっ!!ジャックラッセルパピー😀✨!?」
と、たくさんの観光客の方がラムに話しかけてくれました。

見た目も、もしかしたら匂いも違ったかもしれません。
でも、私的に一番違いを感じたのは、
「リアクション🤣」
「おーーーーぅ!!ソーキュート♡」
「おーーーーぅ!写真撮ってもいいかしら♡?」
素晴らしい感情表現👏
さまざまな国の人たち。
いろいろなファッション。
船の汽笛や、マリオカートに乗っている外国人観光客🤣
大道芸人のパフォーマンス。

いろいろなものを見て、聞いて、人と接する機会になりました。
良い社会化になった。
と、信じたい飼い主なのでした。
傘を差している人に慣れる
雨や雪の日も、敢えてお散歩へ行きました。
傘を差している人を怖がる犬もいると聞いたからです。
犬目線で考えると、傘を差している人は、
「頭が巨大化している正体不明の怪物」
そんなイメージに見えるようです。
傘に落ちる雨音。
風に揺れる傘。
バサッと開く、予測しにくい動き。
ビニール傘が光を反射してキラキラ光る様子。
視覚や聴覚が敏感な犬にとって、結構強い刺激になっている場合があるそうです。
ラムも、雨の日の散歩は少しドキドキした様子だったのを覚えています。
傘を差している人に過剰に反応することはありませんでしたが、確かに今でもたまにビクッとすることはあります。
雨が降りそうな日に傘を持ってお散歩へ行くと、傘の先端がコンクリートに当たって「カチッ」と音がしたとき。
傘を開いた瞬間。
そんなときは、ちょっと怖いようです。
初めての雪
ラムの住んでいる街には滅多に雪は降りませんが、ラムをお迎えしてから何度か降ったことがあります。
初めて雪が降ったとき、ラムを抱っこして外へ連れて行きました。
ラムは初めて見る雪におそるおそる近づき、クンクン匂いを嗅ぎながら、不思議そうに雪を見ていました。
今では雪の日が大好き。
大喜びで大爆走します🤣
ただ、警戒対象は雪そのものより、
あちらこちらに作られている「雪だるま」🤣
特に溶けかけた雪だるまは、ちょっと怖いみたいです。
音のする、動くもの
ベビーカー。
キャリーバッグ。
自転車。
キックボード。
スケボー。
聴覚の鋭い犬にとって、「ガタガタ」「キキー」と音を立てながら動くものにも、人間界では日常的に遭遇します。
特に自転車。
パピー期よりはだいぶ平常心でいられるようになりましたが、今でも突然後ろから猛スピードで通り過ぎると、一瞬、
「ワン!!」
となります。
距離を取りながら、敢えて見せるようにしていました。
スケボーパークのある公園にも、敢えて連れて行ったりしていました。
ラムは音にはわりと強いと感じるのですが、それでも犬にとっては、人間とは違う聞こえ方や感じ方があるのだと思います。
いろいろな足場を経験してみる
もうひとつやっていたことは、
いろいろな感触の地面を歩いてみる
ということでした。
人間は靴を履いていますが、犬は肉球で地面を直接感じます。
乾いたコンクリート。
雨上がりのコンクリート。
芝生。
砂利道。
土の上。
落ち葉。
砂浜。
場所だけではなく、足元の感触もいろいろ経験してみました。
反応する理由を、その都度少し考えてみる
よく聞く話として、
「郵便屋さんや宅配業者さんに吠える」
というお話。
これは、
インターホンが鳴る
↓
犬が吠える
↓
人が帰る
↓
「自分が吠えたから追い払うことができた!」
という成功体験の学習が関係している場合もあると言われています。
こうした、行動のあとに起きた結果によって、その行動が増えたり減ったりする学習は「オペラント条件づけ」と呼ばれています。
ただ、犬が吠える、怖がる、警戒する理由は、ひとつではないのかもしれません。
犬は相手の目や表情、体の動きなど、さまざまな情報を見ているとも言われています。
サングラスや大きな帽子を被っている人なら、目元や顔の一部が見えにくい。
いつもと違う服装やシルエット。
匂い。
過去に経験した嫌なこと。
予測できない動きや音。
そして、そのときの状況や飼い主の反応。
いろいろなものが関係している可能性があるのだと思います。
だからラムが何かに反応したときは、
「何が気になったんだろう🤔?」
と、その都度少し考えてみるようにしています。
もちろん、考えても分からないことはたくさんあります。
でも、人間とは違う犬の見え方や感じ方を知ること。
そして、自分の犬をよく見ること。
そんな「なんで?」を考えてみることも、犬を知ることのひとつなのかもしれません。
ラムの不思議エピソード
竹下通りを歩いたり、お台場や浅草へ出かけたり。
外国人の方に話しかけてもらったり、撫でてもらったりする機会もありました。
今では、特に怖がる様子もありません。
普段の散歩でも、人に吠えることはほとんどありません。
が。
なぜか毎回吠える人がひとりいます。
私の友人の美容師さん🤣
この友人、会うたびに髪色が違います。
青、ピンク、緑……。
服装はだいたい黒。
ラムが髪色や服装に反応しているのか、別の何かが気になるのか。
実際のところは分かりません。
あれだけいろんな人を見てきたのに、
そこ吠えるのなんで🤣!?
何故吠えるのかは、ラムのみぞ知る🤔
まだまだ謎はたくさんあります。
🐾あわせて読みたい
🌿社会化をしてきても、怖いものがなくなるわけではありませんでした。
ラムが苦手なものと少しずつ向き合ってきた記録です。
🌿抱っこ散歩から始まったラムの世界は、その後どんどん広がっていきました。
海、山、川、街、船――ラムと一緒に出かけてきた記録です。
🌿人、犬、音、場所、待つこと。
パピー期から成犬になった現在まで、ラムと取り組んできた社会化をまとめています。





