ピボットはなぜ、後ろ足を使う練習になるのか?

丸い台に前足を乗せてピボットの練習をするジャックラッセルテリアのラム

ラムは生後5ヶ月の頃、パテラ(膝蓋骨脱臼)と診断されました。

その後、いくつかの病院で診てもらい、最終的に手術はせず、運動しながら筋肉をつけていくことになりました。

そんな中、複数のトレーナーさんから教えていただいた運動のひとつが、

「ピボット」

でした。

ピボットって何?

犬のピボットは、前足を台などに乗せたまま、後ろ足を左右に動かして、その場で円を描くように回る動きです。

前足はほぼ同じ場所。

動くのは主に後ろ足です。

犬は普段、自分の後ろ足がどこにあるのかを、私たちが思っているほど意識して動かしていないことがあります。

ピボットでは、

「右の後ろ足を動かす」

「左の後ろ足を動かす」

「前足を残したまま体の向きを変える」

という、少し複雑な体の使い方が必要になります。

そのため、後ろ足を意識して動かす**リアエンド・アウェアネス(後肢の認識)**を育てる練習としても使われています。

また、前足を台に置いたまま後ろ足を横方向へ動かすため、バランスを取りながら重心を調整し、後ろ足や股関節まわり、体幹を使う動きにもなります。

簡単そうに見えるのですが……

これがラムには、

全然できませんでした🤣☝️💦

オヤツで誘導すると、台に乗る犬🤣

最初は、よく紹介されている方法を参考にして、台を使って練習してみました。

前足を台に乗せて、オヤツで横へ誘導する。

するとラムは——

🐕

「ここに乗ればいいんですね✋️」

全部乗る🤣

違う違う🤣💦

前足だけ乗せてほしいのです。

ラムが乗れる面積の台は、そのまま上に乗ってしまう。

低すぎても乗ってしまう。

オヤツで誘導すると、前へ前へ来てしまう。

……どうやって教えるの🤣?

トレーナーさんに聞いたり、動画を調べたり。

いろいろ試しましたが、なかなかうまくいきませんでした。

そこで、

もう我が家流でやってみよう😅✋️

となりました。

ラム流・ピボットができるようになるまで

最初に教えたのは、

「ツーオン」

前足だけをターゲットに乗せる動きです。

まず、

「前足はここ」

ということを覚えてもらいました。

次に使ったのが、飛び乗れない高さのテレビボード。

前足をかけた状態で、少しずつ横へ移動する練習をしました。

その次は、

ローソファーでスライド移動。


前足を置いたまま、後ろ足を横へ動かす。

この動きを少しずつ経験していきました。

そして最終的に購入したのが、

ラムが全部乗れないくらいの小さな台。

DAISOで購入しました。

高級なDAISO製です😅✋️🤣

最初はラムの横に立って、

「あとへ(ヒール)」

一緒に平行移動。

少しずつ、

「前足はそのまま、後ろ足を動かす」

という動きにつなげていきました。

慣れてきたら、今度は私が正面に立ってオヤツで誘導。

右回りは、

「ライト」

左回りは、

「レフト」

何ヶ月かかったのか……

もう忘れました🤣

でも、少しずつ少しずつ練習して、

ついに——

できるようになりました🤣👏

なぜか右回りだけ速い🤣

ラムは右回りが得意です。

左回りは……

ちょっと鈍い🤣

ピボットは、勢いで回るよりも、後ろ足を一歩ずつ使いながら丁寧に動く方が、体の使い方を意識しやすいと言われています。

ところがラム。

得意な右回りは、覚えた途端——

高速回転🤣🤣🤣

「ライト!」

クルクルクルッ💨

速い🤣

私が追いつきません😅

できれば、一歩ずつお願いします🙏💦

家の中だけじゃなく、散歩中にも

今では、

「ツーオン」

で前足を台に置き、

「ライト」

「レフト」

で得意げにクルクル回ります🤭

だいぶゆっくりできるようには、なってきました😓💦

家の中だけではありません。

散歩中にちょうどいい切り株や低い台を見つけると、遊びの延長でやってみることもあります。

特別なトレーニング器具がなくても、

「ここ、ツーオンできそう🤭」

そんな場所を見つけるだけで、いつもの散歩がちょっとした体遊びになります。

できないなら、そこまでの道を小さくする

ピボットを教え始めた頃、

「前足を台に乗せて、後ろ足だけ動かす」

と言われても、ラムにはまったく意味が分かりませんでした。

今思えば当然です。

人間にはひとつの動きに見えても、

ラムにとっては、

前足を台に乗せる。

前足を残す。

後ろ足を横へ動かす。

体の向きを変える。

いくつもの動きが組み合わさっています。

だから、一度にできなくても大丈夫。

ツーオンから始めて、

テレビボード。

ローソファー。

小さな台。

少しずつ形を変えながら、できることをつないでいきました。

できないなら、

「できる」までの一歩を、もっと小さくしてみる。

ラムとのトレーニングでは、そんなことを何度も教えてもらった気がします。

気をつけたいこと

ピボットは後ろ足を横方向へ動かしながら体の向きを変えるため、その子の膝や股関節の状態によっては、向いている動きや負荷が異なります。

滑りにくい場所で行い、無理に回数を増やしたり、速く回らせたりしないこと。

左右で動きに大きな差がある場合も、無理に苦手な方向へ動かすのではなく、その子の様子を見ながら少しずつ。

特にパテラなど関節に不安がある場合は、獣医師や専門家に相談しながら、その子に合った方法で取り入れることが大切だと思います。

体高30センチの先生は今日も、

🐕

「余裕でできますから✋️」

という顔で、張り切って回転しています🤭💕

……右回りだけ、もう少しゆっくりお願いします🤣🙏💦

Little Steps。

小さな一歩。

🌿「ツーオン」を覚えたラム。前足を乗せることを覚えたら、今度は筋膜リリースローラーまで自分で転がして遊び始めました🤣

🌿ラムと続けてきた体づくりはこちらにまとめています😊🍀

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!