ラムはネコが好きです。
パピーの頃から
ネコを見ると
しっぽフリフリ。
「遊ぶ?」
という顔で見つめます。
ある日
住宅街をいつものように散歩していました。
すると
家の前におじいちゃんが座っていました。
その横にはネコ。
「おじいちゃんの飼い猫かな?」
と思いながら歩いていると
おじいちゃんが声をかけてくれました。
「可愛いね〜まだ赤ちゃん?」
そして
「おいでおいで」
とラムに手を振りました。
ラムは嬉しそうに
おじいちゃんに近づこうとします。
私もそばに寄りました。
その瞬間でした。
隣にいたネコが
毛を逆立てました。
「あ、まずい」
そう思って
ラムのリードを引きました。
そのまま軽く挨拶して
立ち去りました。
ふとラムの顔を見ると
血だらけ。
猫パンチをくらっていました。
私は一瞬で血の気が引きました。
ラムは
「どしたの?」
という顔で
キョトン。
血だらけの顔で
普通に歩いています。
その日に限って
かかりつけの動物病院は
休診日。
とりあえず家に帰り、
近所の病院を探し、
ラムをクレートに入れて
車で向かいました。
ハンドルを握る手が
ガタガタ震えていたのを覚えています。
失明したらどうしよう。
縫うのかな。
傷、残るかな。
私のせいだ。
ラムごめん
ラムごめん
泣きそうでした。
病院に到着し診察室へ。
先生はラムに触りませんでした。
いろんな角度から顔を覗き込んで、
ひとこと。
「爪が刺さったんだね」
「目は大丈夫。目の下だから」
「多分この子、全然痛がってないよ」
そう言って
「腫れたりした時のために抗生剤だけ出しておきますね」
血を拭き取るわけでもなく、
消毒もなし。
私はホッとしました。
でもまだ
心臓はドキドキしていました。
多分ラムは、
ネコに引っかかれたことすら
気づいていなかったと思います。
今でもラムは
ネコを見つけると
しっぽフリフリで見つめています。
もちろん
私は絶対に近づけませんが。
ちなみに後から知ったのですが、
ネコは身を守るために、顔や目の周りへパンチしてくることがあるそうです。
そうです。
パピーの頃の私は、
そのことを知りませんでした。
ちなみにジャックラッセルの飼い主さんから、よく聞く話があります。
「うちのジャックはネコを見ると爆吠えで追いかけようとする」
というもの。
たしかに、ジャックはそういう子も多い気がします。
でもラムは、
同じジャックなのに
ネコに襲われる側のジャックです。
今でもネコを見ると「遊ぶ?」という顔をしています。
反省しているのは私だけでした。😂
体高30センチの先生は、この日もまた
私にひとつ
強烈な授業をしてくれました。
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