先日、Moff animal cafe に行きました。
そこには、 膝の上に乗ってくる犬達がいました。
撫でられると、 じっと大人しくしている子。
「アゴ」 「鼻」
そんなトリックを披露してくれる子。
15分ごとに人が入れ替わり、 また次のお客さんのところへ行く。
一緒に居た友人も、 膝の上の大人しい犬を撫でながら、
「可愛い〜。癒される〜」
「こんな犬だったらほしい〜」
と言っていました。
たしかに、 みんなとても可愛かったです。
ふわふわで、 穏やかで、 静かで。
走り回っている犬や、
吠える犬もいませんでした。
犬の匂いがしたのか、
私の周りには沢山の犬達が寄ってきました。
ナデナデしながら、
私は少しだけ、 違うことを考えていました。
この子達は、 今、
“仕事”をしているんだろうか。
疲れていないのかな。
本当は、 どんな遊びが好きなんだろう。
ちゃんと、 “犬として満たされる時間”はあるのかな。
そんなことを、 考えてしまいました。
私は、 ジャックラッセルテリアのラムと暮らしています。
ジャックラッセルは、 よく「活発な犬」と言われます。
たしかにラムは、 ただ撫でられているだけでは満たされません。
遊びます。
考えます。
走ります。
匂いを嗅ぎます。
「次はなにするの?」
と、 目を輝かせます。
そして、
いっぱい動いて、
いっぱい考えて、
満たされたあと、
ようやく安心して眠ります。
でも最近、 思うようになりました。
これは、
ジャックラッセルだから特別なのではなく——
きっと犬はみんな、 そうなんじゃないか、と。
チワワでも、 トイプードルでも。
小さな犬も、 ふわふわの犬も、
“愛玩犬”と呼ばれる犬達も。
犬は犬です。
動くぬいぐるみではありません。
可愛いだけで、
満たされる生き物ではありません。
考えたい。
動きたい。
匂いを嗅ぎたい。
誰かと関わりたい。
安心したい。
そして時には、
「嫌です」 と、
「 NO」を言いたい時だってあるのかもしれません。
でも時々、 人間側がそれを忘れてしまうことがあります。
特に日本の犬界隈では、
「可愛い」 「大人しい」 「みんな仲良し」
が、 “いい犬”として認識されているように感じる時があります。
もちろん、 そう思う気持ちも分かります。
私もラムを見て、 「可愛いなぁ」 と思います。
でも、 犬と暮らすということは、
“可愛い”
の、その先にあるものを、 一緒に背負うことでもあるのだと思います。
運動。
遊び。
トレーニング。
健康管理。
心のケア。
そして、 その子を “犬として” 理解しようとすること。
そこまで含めて、 犬との暮らしなんだと思います。
犬が問題行動を起こす時。
吠える。
噛む。
落ち着かない。
壊す。
それは、 ただ「性格が悪い」のではなく、
何かを訴えているのかもしれません。
もしかしたら、
満たされていないサインなのかもしれません。
私は、 不幸な犬が増えないでほしいと思っています。
犬を、 “可愛いだけの存在” として迎える人が、
少しでも減ってほしいと思っています。
そして同時に、
犬って、 ちゃんと向き合うと、
驚くほど豊かに生きるんだよ。
ということも、 伝えていきたいと思っています。
体高30センチの先生は今日も静かに、
「犬には、“犬として生きる時間”が必要なんです」
ということを教えてくれています。
🌿犬は、ただ撫でられるだけでは満たされない。”一緒に遊ぶ時間”の中で、関係性は少しずつ育っていきます。
🌿犬は、”一緒に何かをする時間”の中で、驚くほど豊かな表情を見せてくれます。
🌿犬は、”ただ守るだけ”では満たされないーーそんな事を改めて考えさせられた出来事でした。



