犬のトレーニングには、 いろいろな方法があります。
でも私が、 ラムと過ごす中で 大切だと感じていることがひとつあります。
それは、
成功で終わること。
ラムがまだ小さい頃、 集中なんて長く続きませんでした。
30秒くらいで キョロキョロ。
「あ、もう終わりかな」
そんな感じです。
でも私は、 できるだけ
“できた瞬間に終わる”
ことを意識していました。
偶然でもOK。
たまたまお座りできた。 たまたま待てた。
その瞬間、 思い切り褒める。
そして、 おしまい。
「え?もう終わり?」
くらいで終わる。
すると次の日、 ラムは
「またやる?」
みたいな顔で こちらを見ていました。
犬にとって、 成功体験はとても大きなものです。
できた ↓ 褒められる ↓ 嬉しい
その気持ちが残ったまま終わると、 犬の中には
「これ楽しい」
という記憶が残ります。
逆に、
できない。 分からない。 長い。 疲れる。
そんな時間が続くと、 犬はトレーニング自体を 好きではなくなってしまうことがあります。
これは、 私の失敗体験です。
ある日、 誰もいないドッグランで、 ラムとバックの練習をしていました。
私の横に付きながら、 後ろ向きに歩く練習です。
フェンスを使いながら、 少しずつ練習していました。
でも、 なかなかうまくできません。
私は 「できたらオヤツ」 と思っていたので、
ラムからすると、
できない。 何回もやる。 オヤツも出ない。
そんな状態だったのだと思います。
しかもそのとき。
私は後ろ歩きしながら、 ラムの足を踏んでしまいました。
その瞬間、
「きゃ〜ん!!!」
と、 ものすごく高い声。
ラムはそのまま、 猛ダッシュで逃げていきました。
完全に、 やってしまいました。
それからしばらく、 ラムは
「今日はバックの練習ですね?」
と察した瞬間、 逃げるようになってしまいました。
きっとラムの中で、
バック =嫌なこと
になってしまったのだと思います。
私はかなり反省しました。
やりすぎていたこと。
できない時間を 長く続けすぎていたこと。
そして、 楽しく終われなかったこと。
少しでもできたら終わる。
成功したところで終わる。
改めて、 その重要性を再認識した一件でした。
時間はかかりましたが、 最近やっと、 ラムはまた楽しそうに バックできるようになってきました。
犬のトレーニングは、 長くやることより、
“またやりたい”
を残すこと。
成功で終わらせることは、 常に心がけているつもりです。
でも、 ついつい欲が出てしまう。
そして、 やっぱり失敗する。
そんな繰り返しです😅
体高30センチの先生は今日も、
“またやりたい”
を残すことの大切さを、 改めて教えてくれました。
🌿「できた」で終わる積み重ねが、少しずつ”またやりたい”を育てていきました。

