まだ抱っこ散歩しかできなかった頃。
ラムは暴れた。
降ろせ、降ろせ。
限界だった私は、小さなバギーを買った。
メッシュで覆われた安心設計。
「これで大丈夫」
そう思った初日。
ラムは鼻でファスナーを引き裂いた。
こじ開けて、飛び出した。
初日で壊れるバギー。
そんな子犬、いますか?
いました。
うちに。
あの日は途方に暮れたけれど、
今なら分かる。
あれは反抗じゃなかった。
「自分で歩きたい」
だった。
そして今。
あの子は我慢を覚えた。
並ぶことを覚えた。
待つことを覚えた。
でも芯は変わらない。
あの頃からずっと、
自分の足で生きたがっていた。
だから私は思う。
壊れたのはバギーであって、
私たちの未来じゃなかった。
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🌿そしてーー
そこから少しずつ「できた」を増やしていった記録がこちらです。


